海外投資の割合を高めるために投資信託への投資を始める
さて、前回我が家の投資状況が日本不動産に偏り過ぎているので、改善しなければという事を書いてから色々と調べている訳です。
投資ポートフォリオの基本
昔から資産は、『不動産、株、現金に分けて持て』というように分散が基本なわけです。現金は利子を生まないのでここでは債券(国債とか社債です)に置き換えられるでしょう。昨今では『投資先を日本だけにするのは日本円の下落というリスクがある。海外も投資対象とせよ。』と言われるようになりました。また、海外といってもアメリカ、ヨーロッパのような先進国とブラジル、インドのような新興国では経済成長率も余地も大きく違います。そこで、日本、先進国、新興国と3つに分けて、さらにその中で株式、債券、不動産を投資対象とすると、3x3 で9つの投資対象があるわけです。
個人的なニーズ
地域(日本、先進国、後進国)と投資対象(株式、債券、不動産)をかけあわせてカバーしたい
ということで探したところ最適なものを見つけました。
eMAXIS バランス(8資産均等型)
eMAXIS バランス(8資産均等型) | 三菱UFJ投信株式会社
日本・先進国・新興国の株式および債券、日本・先進国のREITの8つを対象として、12.5%ずつ均等に投資するというものです。表にするとこうなります。素晴らしい!投資したい対象の実に8/9をカバーしてくれています。ほぼ、理想に近いです。
eMAXIS バランス(8資産均等型)の投資対象
日本 | 先進国 | 新興国 | |
株式 | ○ | ○ | ○ |
債券 | ○ | ○ | ○ |
不動産 | ○ | ○ | - |
eMAXIS バランス(8資産均等型)の優れている(と思われるところ)
低コストである
ノーロードでかつ信託手数料0.5%(税抜き) 、換金時0.15%(税抜き)は、非常に安いです。
手軽である
8つのセクターに投資しようとして、それぞれのセクターで投資信託を選ぶというのは『正直、面倒くさい』そういう姿勢が投資家として良くないのは分かりますが、やっぱり『面倒くさい』です。それを一発で解決してくれる。最初に購入するファンドとして最適ではないかと思います。
自動逆張り装置であること
各分野への投資割合を12.5%に保つということは、例えば先進国の株式が上がって、先進国の債券が下がった場合、先進国株式を売却し先進国債券を購入するということです。ファンドとして価値が上がったものを売り、下がったものを購入するという『逆ばり』『利食い』を『自動的』に行う訳です。
長期投資として考えた場合、非常に損をしにくい投資形態になっています。
リバランスを自動で行ってくれる
常に12.5%を維持してくれるので、自動的にリバランス(保有割合の調整)を行ってくれています。
GDP 比例じゃない
GDP比例して投資対象国を選択すると、どうしても先進国の割合が高くなり、新興国の成長による恩恵をわずかしか得られません。成長余地を考慮するとGDPに比例させてはいけないはずです。
債券を組み入れている
私自身が『リスクテイカー』なので、私が意思決定すると債券に投資しようとはまったく思わないのです!リスクはあって利回りが低いので、どうしても債券を購入する気になれません。リスクヘッジのためには債券を買わないといけないのは分かるんですが。
ほとんどのファンドマネジャーはこれに勝てないでしょう
設定開始以来、順調に基準価額が増えており、この傾向は続くと予想します。毎月定額を積み立てるだけで、非常に効率の良い投資ができそうです。
eMAXIS バランス(8資産均等型)には、新興国REIT が入っていない
新興国の不動産が入っていません。そこは eMAXIS 新興国リートインデックス | 三菱UFJ投信株式会社 で補うことができます。しかしながら『eMAXIS 新興国リートインデックス』はちょっと購入する気が起きません。投資対象国をよく見ると南アフリカとメキシコで70% って。。。『新興国』じゃなくて『eMAXIS 南アフリカ&メキシコリートインデックス』じゃないですか。
- 新興国の不動産市場は世界全体でみると大きな割合ではない。
- 投資環境が整っていないため運用コストがかかる。
というわけでもう少し環境が整備されるの待つのが良いようです。
結論
eMAXIS バランス(8資産均等型) | 三菱UFJ投信株式会社 の毎月積み立てを開始することにします。