日本は今後スタグフレーションになるの?→回答:いいえ現状ではなりません。
という2ch まとめが話題になっています。円安により不利益のある団体、業種によるステマではないかと思うくらいずさんな論理で『スタグフレーション』になる恐怖を煽っています。
目的は、
- 安倍政権の支持率を下げること
- 円安誘導をしない人に政権を持たせること
だと思われます。
ここまで当初の見通しと逆行してマイナスの効果だけ出てるような状態は本当に危機的です
もしかすると、安倍政権は来年以降、急激に支持率を落とす可能性があります
こうなって欲しいのだろうなぁという願望が出ていますね。
論理の破綻ポイント
【当初の政府日銀見通し】
インフレ → 物価上昇 → 円安株高 → 企業業績アップ → 賃金上昇 → 景気回復
【現状】
インフレ → コストプッシュ型の物価上昇 → 円安株安 → 企業業績やや悪化 → 賃金実質マイナス → 景気悪化
円安株高→企業業績アップ→賃金上昇までいたるにはもう少し時間がかかります。下請けまでの波及などを考えると3年かかってもおかしくない。企業業績が良くなったという情報はいくつか出ています。
業績アップ:その1
明確に円安による業績アップ効果が出ています。受注量なのでこれが業績に反映されるにはもう少し時間がかかりますが、確実に造船産業は業績が好転します。造船は雇用・材料・部品等への波及効果の大きい業種です。
円高により相対的に価格競争力をもっていた韓国造船業界は円安誘導をやめてもらいたいはずです。
業績アップ:その2
2013年3月期メーカー決算、乗用車メーカー8社とも増収増益を記録。円安誘導が追い風
自動車業界の2013年決算も好調でした。2012年がタイ洪水等の影響で最悪の年だっただけに経営陣は慎重ですが。ただ、日本での販売台数はまだまだ好調とはいえません。まぁ、人口が減って行く国ですから以前のようにはならないと思いますが。。。
スタグフレーションって何?
スタグフレーション(stagflation)という用語は、英国下院議員イアン・マクロードが1965年、議会での演説の中で発したのが始まりとされる[1][2][3]。スタグフレーションとは、財政・金融政策により景気が過熱し過ぎてインフレーションが進行し、企業・家計の経済活動を委縮させ、経済成長率が停滞する状況である[4]。雇用や賃金が減少する中で、物価の下落ではなく物価の上昇が発生してしまい(通常、雇用や賃金が減少すると物価の下落が発生する)、収入が減るうえ貨幣や預貯金の実質価値まで低下するため生活が苦しくなる。
そもそも、いったいいつ
財政・金融政策により景気が過熱し過ぎてインフレーションが進行し財政・金融政策により景気が過熱し過ぎてインフレーションが進行し
景気が過熱しすぎたんですかね?